演奏者と主催者の関係

 

 このコンサートツアーは、モンゴル情報紙「しゃがぁ」(代表 西村幹也)と、のどうたの会(代表 嵯峨治彦)が、各地のスタッフの皆さんのご協力のもとで、主催します。

 

 今回のコンサートツアーは、ネルグイ氏のCDを自主制作し、彼の家を訪ねるツアーを企画運営してきたモンゴル情報誌しゃがぁ編集室と、ネルグイ氏と馬頭琴演奏者として師弟関係にある嵯峨治彦の主催する喉歌の会が合同主催で運営します。嵯峨治彦は日本国内において馬頭琴演奏者としては草分け的存在であるとともに、ホーミー歌手でもあります。ホーミーに関しては、ロシア連邦内トバ共和国にて開催された国際コンクールで、大阪在住の等々力政彦氏とともに外国人の部で優勝、総合の部で準優勝するなど非常に高い評価を受けている演奏家です。2001年にはじめてモンゴルを訪れ、ネルグイ氏を始め、ジャミアン氏や故ツォグバドラフ氏ら大勢の高名な馬頭琴演奏家と面会し、演奏技術指導を受けると同時に、その技術に対して非常に高い評価を得ています。特にネルグイ氏とは、ともに独学で馬頭琴を習得した者同士として親密な関係にあり、ネルグイ氏から一番弟子として正式に認められるに至っています。モンゴル情報誌しゃがぁは本紙24号(1999年12月発行)で彼を日本に初めて紹介し、翌年春には彼の演奏をCD化しています。しゃがぁ代表の西村幹也は1998年にゴビを旅しているときにネルグイ氏と知り合いました。オトル式遊牧の途中であった彼と偶然に出会いましたが、その後、毎年彼を訪ねてゴビに行くようになりました。今回の招聘は西村幹也、嵯峨治彦両者ともにモンゴルでお世話になっているネルグイ氏を日本にお呼びして、その演奏を広く日本人の皆さんに知ってもらいという気持ちと、氏への恩返しが出来たらと思っての企画です。

モンゴル情報紙しゃがぁ 西村幹也

 

主催:モンゴル情報紙しゃがぁのどうたの会

後援:駐日モンゴル国大使館


のどうたの会事務局
tho@sings.jp