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のどうたの会　Ｎｅｗｓ　Ｌｅｔｔｅｒ

（電子メール版の配信をご希望の方は、メールください。）

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　　のどうたの会ニューズレター　2000. 11. 15 (Vol. 28)
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のどうたの会からのお知らせです。（ほぼ毎月１回ＢＣＣにて配
信しております。ご不要の方はお手数ですがご連絡下さい。）

■　目　次　■
【 ごあいさつ 】
【 TOPICS 】　　…ライブレポートや、テレビ情報ほか
【 LIVE SCHEDULE 】　　…北海道各地と福島県ほか
【喉元思案】　　…久しぶりに書きました。ＪＨＣ。
【 連絡先 】

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【 ごあいさつ 】

　早くも雪が舞い、北海道はいよいよ冬本番を迎えつつあります。
年末には内地の友人達が、のどうたの会事務局に遊びに来ることに
なりました。何泊かする間、雪にロマンを感じている彼らには、た
っぷり雪ハネ(除雪)を楽しんでもらおうと思っています。さが


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【 TOPICS 】

●タルバガン　北海道ツアー終了
 去る10/7から１週間にわたって行われた喉歌デュオ・タルバガン
（＝嵯峨治彦＆等々力政彦）の北海道ツアーは、各地で大盛況の
内に終了。皆さんありがとうございました。

●「ゆきあひ」新たな展開へ
鼓童の踊り手＝小島千絵子さんのツアー「ゆきあひ」が、初めて
北海道に上陸。樺太アイヌの伝統楽器トンコリの奏者＝ＯＫＩさん
と嵯峨治彦[馬頭琴、喉歌]が音楽を担当。各地で大好評を博した。
函館、鹿部公演では、アフリカン・ドラムの山北紀彦君もゲスト
参加して盛り上げてくれた。

●ピアノと馬頭琴 in 札幌コンサートホール Kitara
これまで大好評を頂いてきた、田中宏明さん（ピアノ）と嵯峨治彦
のクラシック＆エスニックのデュオ・コンサート。今度はKitara
でじっくりお楽しみ下さい。→  【LIVE SCHEDULE】

●ＮＨＫ総合「どんとこい民謡」
ソーラン節を、林あさ美（歌）、HARD TO FIND（ケルティック風
味アンサンブル）、工藤哲治（フレットレス・ベース）、嵯峨治彦
で演奏します。放送は12/17(日)14:15です。

●のどうたの会ニューズレター・ペーパー版リニューアル
　ＮＮＬペーパー版が、Ａ４両面印刷三つ折り版にグレード
アップ。嵯峨のライブや札幌市内各所にて配布中。新コーナーや、
ぽん田中による４コマ漫画「スーホの面白い馬」も好評。（ペーパ
ー版定期購読ご希望の方は、メールでのどうたの会にご連絡下さ
い。年間郵送料１０００円でほぼ月１回郵送いたします。）


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【 LIVE SCHEDULE 】

　お問い合わせはのどうたの会 thro@sings.jp まで。

　※今回は、北海道各地、福島県、広島県のライブ情報がメイン
　　です。お近くの方はぜひどうぞ。

●１１／１８（土）「スペシャルお話し会」 in 常盤小開放図書
  13:30〜14:30　常盤小学校(札幌市南区）視聴覚室
  出演：川又洋治[ケーナ他]、嵯峨治彦[喉歌、馬頭琴]

●１１／１９（日）「生命の響きコンサート」
  13:00〜　夢創館（恵庭市ＪＲ島松駅徒歩３分）
  出演：泉沢カケス楽団（アイリッシュ）、山田社中、嵯峨治彦
　料金：生と死を考える会会員・中学生以下\1,000
　　　　一般\1,200（当日\1,500）

●１１／２０（月）嵯峨治彦コンサート in 簾舞小開放図書
  10:45〜12:20　簾舞小学校（札幌市南区）

●１１／２２（水）静内中学校 新校舎 落成記念式典
　13:00〜15:30　静内中学校
　出演：ティンクナ(フォルクローレ・アンサンブル)、嵯峨治彦

●１１／２３（木）モンゴル・アンデス・日本
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　民族音楽コンサート
　17:30開場　18:00開演　振内町民センター（国道沿い）
　出演：ティンクナ、グループきみかげ草（箏合奏）、嵯峨治彦
　料金：\1,000　中学生以下無料

●１１／２４（金）ＥＰＯ ライブ in コンカリーニョ
　19:30〜　コンカリーニョ　（札幌市西区　ＪＲ琴似駅裏）
  出演：ＥＰＯ[歌]、笹子重治[ギター]　　ゲスト：嵯峨治彦
　料金：前売\4,000　当日\4,500
　問合：090-1645-0560（ＥＰＯ北海道ツアー実行委　船橋さん）
　＃＃彼女がハープで弾き語るモンゴルの美しいラブソング
　　「オヨーダイ」は必聴です。打ち上げも楽しそうですよ。
　　
　　　【ＥＰＯ北海道ツアー情報】 11/22 函館「金森ホール」、
　　　　　　11/25 鷹栖「らいる」、11/26 苫小牧「アミダ様」

●１１／２５（土）ニドム「音楽とティーブレイク」
　14:30 開演　苫小牧ホテルニドム「コテージ鷹の巣」
　出演：平野万里子[ピアノ]、小山内由紀子[声楽]、
　　　　嵯峨治彦、田中孝子[朗読]
　料金：大人\4000　子供\2,000

●ピアノと馬頭琴　音楽が創る、平和への架け橋
　　　　　　　　　〜 田中宏明　嵯峨治彦　デュオ・リサイタル
　18:30開場　19:00開演　札幌コンサートホールKitara
　出演：田中宏明［ピアノ］、嵯峨治彦[モリン・ホール、喉歌]
　料金：前売\3,000　当日\3,500　（市内各プレイガイド）
　＃＃いわゆる「民族音楽」とクラシックは、両極として対比され
　ることが多いですが、これは両方を一度に楽めるコンサートで
　す。近代ヨーロッパとアジアの音楽の違い、それぞれの良さ、
　そして「音楽」そのものの普遍性をきっと感じて頂けると思い
　ます。
　田中さんは小樽出身の気鋭のピアニストで、東京音大、芸大大学
　院、インディアナ大を経て北海道で演奏活動を始めました。今回
　はバッハ、ブラームス、ベートーヴェンの作品を演奏予定。好評
　のジョイント曲も、日本の曲、アイヌの曲、モンゴルやトゥバの
　曲を予定しています。これまで、親子向けコンサートや有珠山
　チャリティ・コンサートで大好評を博してきた２人組の「今世紀
　最後の公演」を、ゆったりとお楽しみ下さい。
　このコンサートは2000年のユネスコのテーマ「平和の文化国際
　年」に協賛しています。

●１２／２（土）〜１２／６（水）〜【野花南 福島ツアー】
　朗読＆音楽のユニット野花南（田中孝子[朗読]＆嵯峨治彦）が
　福島に行きます。お近くの方はぜひお越し下さい。
　　　12/2=いわき市・さくらんぼ保育園
　　　12/3=会津本郷町・本郷第一小学校
　　　12/4=郡山市・富久山図書館
　　　12/5=福島市・岩瀬書店(八木田店)
　　　12/6=福島市・吾妻学習センター

●１２／８（金）嵯峨治彦コンサート ｉｎ 太平小開放図書
  11:30〜12:15　太平小学校（札幌市北区篠路）

●１２／９（土）新冠町ミュージカル　（詳細未定）

●１２／１４（木）嵯峨治彦コンサート　（詳細未定）
　　　北海道教育大学付属札幌小学校（北区あいの里）

●１２／１５（金）嵯峨治彦ライブ　ｉｎ　シャンソニエ・アン
　19:00〜　シャンソニエ・アン（中央区北1西26円山鳥居ビル）
  料金：\2,000

●１２／１６（土）嵯峨治彦コンサート　（詳細未定）
　　　新発寒小学校（札幌市手稲区新発寒）

●１２／１７（日）タルバガン コンサート in広島（詳細未定）

●１２／２２（金）「銭函学童クラブ 子てんぐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｘｍａｓ コンサート」　
　18:30〜20:00  セントポーリアハウス（小樽市銭函）
  出演：野花南（嵯峨治彦[喉歌、馬頭琴]、田中孝子[朗読]）
  料金：大人\1,000　中高生\800  小学生以下無料


※ココに載せた以外の全国各地のライブ情報も、ＷＥＢページ
http://www.mmjp.or.jp/booxbox/nodo/throat-homeJ.html
でより詳しく見ることができます。


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【喉元思案】
　先月、福島のいわき市立藤原小学校で朝からの演奏があり、前の
晩に現地入りした時の事だ。会場最寄りの湯本駅からタクシーに
乗りこみ、手帳を見て運転手に行き先を告げる。「ホテル・ハワイ
アンズまで…」言葉にして初めて湧きあがる疑問。学校までの距離
と経済性と温泉で選んで予約しておいた宿が、何故「ハワイ」なの
か？▼ふいに、子供の頃に見た「常磐ハワイアン・センター」の
テレビＣＭが脳裏に甦った。太鼓の激しいビートをバックに、腰蓑
の女性達が大勢で踊っている。粒子の粗い映像、録音レベル超過の
太鼓、そして女性達の化粧と腰の動きの緩急…。時間にして僅か
十数秒だったと思うが、20数年を経た今でも強烈な印象が残って
いる▼タクシーは山間を進む。車窓から見える「SPA RESORT
HAWAIIANS」──今晩のホテルが建つリゾート──の看板は割と
現代風だったので「あのＪＨＣではないだろう」と安心する▼
だが到着してロビーに入ると、宿泊客はみなアロハシャツで歩いて
いた。さらに、フロント係の一言。「本日のポリネシアン・ダン
ス・ショーのお時間は…」そう、ここは、約十年前に生まれ
変わった新生ＪＨＣに他ならないのだった▼私の泊まった部屋の
ＴＶでは施設紹介のビデオが放送されていた。モデル風の若い女性
二人が、このリゾートを笑顔で満喫している内容。例のダンス・
ショーのシーンもあったが、当たり障りない編集で、すでによく
思い出せない程度の印象。このリゾートは、自らの生い立ちを必死
で払拭しようとしているようだ──ＪＨＣの前身は、実は本州最大
の常磐炭坑である。石炭採掘の邪魔でしかない湧き出す温水を、
逆転の発想で利用。温水プールやダンス・ステージを擁する巨大
ドームや温泉ホテルを建設し、昭和40年代の日本人が最も憧れて
いた外国＝ハワイを福島に作ってしまったのだ。従業員は炭坑労働
者。ダンサーはその娘達。この事業転換でＪＨＣは炭坑閉山を乗り
越えて成功。高度成長期の日本人に夢を与え続けた──今や温泉
街に「楽園ハワイ」を夢見ていた時代感覚は、恥ずかしい過去に
なってしまったのだろうか▼夜になって例の巨大ドームに行って
みた。ショーも終わっていたせいか人影はまばら。ステージも照明
が落ちて深い闇に沈み込んでいる。こうして、二十数年来ずっと
心に引っかかっていた「楽園」に偶然たどり着いてしまったわけ
だが、謎が解けた爽快感はあまりない。むしろ時代の流れを感じ
させる何とも言えないうら寂しいような気分が残ってしまった。


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【 連絡先 】
のどうたの会／嵯峨治彦

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　http://www.mmjp.or.jp/booxbox/nodo/throat-homeJ.html
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　thro@sings.jp

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狐を馬に乗せたよう … ぐらぐらと動揺して落ち着かない様子。

のどうたの会　嵯峨治彦　thro@sings.jp