1月27日 奈良大和高田 さざんかホール
近鉄八尾駅プラットホームにて
 大和高田へ向かう途中、メンバーの荷物をひとまとめにして記念写真。ホームに入ってきた普通列車を見て、小松崎夫妻と嵯峨&田中の間で、「会場への入り時間にかなり余裕があるので、のんびりこの普通列車で行こう」という話になった。ところが、やや離れた場所で一服していた扇柳さんと星さんに、健さんが「これに乗るよ」と身振りで合図をすると、二人は「またまた」といった感じでこっちをにやにや見たっきり、いっこうに動き出す気配がない。たんたんと発車した列車をバックに、HARD TO FINDの屈折した(?)信頼関係を見た。
 今日が、ジョイント・ツアー最終日である。今回のツアーはもともと、さざんかホールの的場さんからこの日のコンサートの依頼をいただいたおかげで決まったものだ。「思い起こせば一昨年の話か、う〜ん」と感慨に耽りながら、リハに聞き入った。明日、HTFは奈良でもうひとつコンサートを行う。嵯峨くん(と私)は、終演後交通状況に問題がなければ、東京への夜行バスに乗り込み直で移動する予定。
さざんかホール
美しいホール。リハ風景。        
 ツアー半ばに来て思わぬ誤算。前述した終演後の交通状況に問題が発生したのだ。雪のせいで東京行きの夜行バスが出ていない!・・・らしい。まあ、このプラン自体無謀だったのだが、それにしても奈良から東京に行くのに「雪のせい」はないでしょうよ。明日の昼頃には渋谷にいたいのだ。さざんかホールのスタッフの方が、いろいろなルートや料金を何度も親切に調べてくださった。結局翌朝の新幹線に乗ることにして、楽屋にいらしていた小松崎さんの友人で新神戸にお住まいの高橋さん宅に一晩お邪魔することに。
 会場は、札幌kitaraの小ホールを髣髴とさせる雰囲気。ここもクラシック用の造りになっているのだそうだ。それゆえ、240席くらいのキャパで音響機材は一切ナシ。客席は、室温(←冬の関西はかなりここがミソ)と座り心地が加算されてポイント高し。手作り風なライブももちろん大好きだが、客席と舞台が一線を画しているこういったスタイルも、演奏者サイドと観客サイドの感性のコラボレーションが順調にいけば、じゅうぶんアットホームだし充実する。そして期待通り、今日はまさにそんなコンサートだった。CDの売れ行きも好調で、ツアー限定「花あそび」は完売!HTFの皆さん、お疲れ様でした。そして今回のツアーでいろいろとお世話いただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました。           
HtF(星さん、小松崎夫妻、扇柳さん)、嵯峨
そしてお世話になった「さざんか3人娘」

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