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Another Side of the Throat-Singing 1
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"Throat-Singing"の悪影響
筆者がこれまでに聞いた例を列挙する。(未確認のものもある。)
- 心肺機能に影響があるので素人はやらない方が無難。
- 毎日練習したトゥヴァの女性が1年で声をつぶし普通の会話すら困難になった。
- 頭髪が抜ける。
- 肋骨が外れる。
- 背骨が外れる。
- 頭蓋骨を振動させて音を反響させるために眼球が共振し失明することもある。
- やり方を間違えると早死にする。
特に最後の例はモンゴルのホーミー第一人者であるソンドイ氏の言であり、
いわゆる「ホーミー早死に説」と言う形で一般に認識されている。
実際に毎日練習を欠かさない本会会員の一人は、次のようなコメントを残している。
私が日課であるthroat-singingの練習をする度に起きる現象なのですが、
開始して40分位経過した頃から、何処からともなく金属的な音が聞こえ始めるのです。
初めのうちは北大農場(筆者注;本会の練習場所の一つである)
の草陰の虫の声だろうと思い、共演に風情すら感じていたのですが、
虫のいない真冬でさえ同じ音が聞こえることに気づいてからは、
一回の練習量を減らしました。単なる耳鳴りの一種だとは思いますが、
「ホーミー早死に説」と言うのもありますからね。
彼は現在のところ健康な毎日を送っており、列挙したような影響は
まだ見られない。(本会では会員の健康を損ねる恐れのあるような練習は
一切していない。)しかし、穿った味方をすればこの「ホーミー早死に説」
の源流はまさにこの「練習量を減ら」させるために発生したものではないだろうか。
Throat -singingは、実は決して難しい演奏形態ではない。初歩的な段階ならば
誰でも容易に修得することが出来る。そのために伝統技術の独占のための
copy protectとして、これらの諸説が誕生した可能性もあるように思える。
むろん極端に体に負担をかけるような練習が有害であることは明白であるから、
これらの諸説を常に心に留めた上で、適切な指導の下に練習をするのが好ましい。
いずれ、本会員の中からこれらに関して決着を付けるものが現れるであろう。
良い噂にも目を通そう。
References;
Koukin Journal No.7
An article written by MATSUZAWA, Kureichi
thro@sings.jp