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Aisan Wings Tour in NORWAY

pon's diary

ぽんぽんの ノルウェーツアー旅行記
「オーロラを見に行こう!」

◎1月27日(金)

 午前8時、起床。9時45分、グンナーさんちへ朝食をごちそうになりに行く。楽器とおおたかさんだけを車に積んでもらい、冴えキングさん、いもりん、田中夫妻、さが&ぽんはフィヨルドを臨む道を散策しながら「のそのそ(内輪ネタ)」向かう。グンナー邸は、町はずれにある素晴らしい眺めのベランダ付き一軒家。もともとレンストランだったものを買い取って改装したらしい。なるほど、どうりで玄関入ってすぐに食卓が。でも、やっぱりおしゃれなんだよね〜。

  

  

 グンナーさん直々に用意してくださった朝食を皆で頬張る。パン、数種類のハム・チーズ、スモークサーモン。そっか、これって、こっちの定番メニューなのね。(余談だけど、今回のノルウェー滞在中、スープらしきものをあまり見かけなかった。「寒い時には鍋」、が定番の日本人としては、それだけが残念)

  

 おおたかさんがボルダ大で授業をするというので、12時頃、グンナー家を出発する。

 おおたかさんは英語がめちゃくちゃうまい。英語で笑いも取れる。歌だけでなく、基本的に、おおたかさんそのものがインパクトのある人なのだ。DVDを使って、メディアやアニメ関係を勉強している学生たちを対象に1時間半ほどの講義。「日本語であそぼ」の映像が流れた時に、神田山陽の出てくる場面で学生たちがかなり愉快そうだったのが印象的。

  

 その後、午後5時15分からということで予定されているAISIAN WINGSライブのリハ。昨夜の典暁さんがいろいろとケアしに来てくれる。

 ものすごい余談ですが、ここで自販機事件が発生した。10クローネ・コインを入れてオレンジジュースを買おうとしたら、自販機の回転ケースから取り出すのに失敗。どうやら選択ボタンを押した後で移動したケースを開け、自分で取り出す仕組みだったらしい。はあ、どういうこと?!とこちらが目を丸くしている間に、無情にも蓋はシャットダウンしてしまったというわけ。返却ボタンを押しても、お金戻らず。後は20クローネ・コインしかなかったので、それを入れる(←意地)。今度は取り出すのに成功したが、どこをどう押してもお釣りが出て来ない。結局10クローネ(約200円)の紙パックジュースを30クローネ(約600円)で買ってしまった。悔しい〜。

 ライブ開演。まず最初は伝統音楽から。冴えキングさん&いもりんのトンコリ演奏とアイヌの歌。お二人の演奏を久しぶりに生で聴いた。心地よい響き。冴えキングさんの声がなんとも甘くて素敵なのだ。いもりんの歌も大好き。やわらかいけど凛としていて、二人の音楽はとてもいいコンビネーション。次は田中夫妻のインド音楽。こちらは、正直びっくりした。これまで何度かインド音楽のライブを目にしたことはあるけど、田中峰彦さんのシタールのドラマチックでかっこいいこと。それに絡むりこさんのタブラもひたむきで美しく、それでいて茶目っ気がある。迫力のある演奏だった。そして、次は嵯峨くんの演奏。気持ちよさそうに弾いている。会場のお客さんに、じっくりと馬頭琴の音色、喉歌のの響きを楽しんでもらえたと思う。ああそれにしても、喉歌を聴いた時の学生たちの反応。これはどこの国の人も同じなのが面白い。一瞬、怪訝そうに眉をしかめてから、どんどん顔が好奇心に満ちていく。

  

 さて、ソロコーナーの最後はおおたかさん。う〜ん、ほんとに、すごい。すごい歌の力を持ってる人。日本語で歌おうが何をしようが、聴かせ方見せ方をじゅうぶん心得ていて、さらっとやってのけてしまう。さらにさらに、それに即興で合わせちゃういもりん、ほんと感心した。

  

 そして、日本の歌をモチーフにしたセッション。打合せをする時間が十分なかったはずなのに、皆本番ではばっちり。恐れ入りました。最後は会場のお客さんも巻き込み、皆で「ぴっとんへべへべ」を歌い踊る。これ、実際にすっごく楽しいんだけど、いい大人が30〜40人も集まってにこにこしながら一斉に踊る様って・・・。

 午後7時過ぎ、終演。ボルダで唯一の洋食レストランにて、ピザとサラダとワイン&ビールで夕食。

  

 午後8時半、明日の教会コンサートのミーティングのため、ボルダ教会へ。シャイで物静かなミュージシャンたち(トランペットのゲイルさん、パーカッションのエリックさん、ピアノのマグナーさん)と初顔合わせ。ノルウェーの人って一概に全然ギラギラしてなくって、みんな自分の居場所を決めてマイペースに自分の人生をやっている感じがすごくいい。教会の響きも、いい。

  

 午後10時、コテージに戻る。午前1時半頃まで、峰彦さんとさが&ぽん歓談。

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