考えてみると、この日はかなり忙しかった。リハ、オーロラフェスの開会イベント、そして夜のライブ。
リハの合間にカルチャースクールのカフェでランチタイム。つかの間の休息であった。
ちなみに、カップラーメンに見えるのは、何を隠そう「ミスター・リー」という韓国産カップラーメンだ。SASのせいでおおたかさんが「そして誰もこなかった」状態になったとき、夜遅くに到着するかも知れない我々メンバーの全員分のミスター･リーを確保してくれていたという感動秘話が、今後映画化されるとかされないとか。ありがとうシズリン、ありがとうミスター・リー。それにしても、リーだが、最強の朝食バイキングでさえカバーしていなかった「汁物」というジャンルで勝負を挑んできたせいだろうか、妙に旨く感じる。パッケージもイカしてるし。
オーロラフェスの開会イベント。街の中心部にある広場で、、、そう、野外なのだよ、野外。「暖冬で例年より３０度暖かい」、といっても、なお氷点下。しかも雪が降る降る。
それでも、ご覧の通り、市民がたくさん集まってくる。えらいぞトロムソ市民。
オープニングでの演奏は、トロムソ隊３名（チェロのBernt、トロンボーンのØystein 、パーカッションのNasra）おおたかさんの４名で。トータルで２０分ほどの演奏だった。日本の童歌が極北の街に響くふしぎ。「ソーラン節」がノルウェー隊の演奏がからんでとんがったブルースになったり。あと非常にアバンギャルドなボイスパフォーマンスもふんだんに盛り込まれていた。
観客は幾重にもおおたかさんを囲んでいる。終演後は大きな歓声が沸き上がった。
（続く）