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Aisan Wings Tour in NORWAY

Tromso -3-

 オープニングのイベントが終わって、長く休む間もなく、こんどはライブ。

 開場まではホテルから歩いて数分。地元の若者達がスタッフをやっていて、タクシーで荷物を運んでくれたり、会場まで誘導してくれたり。

 会場は港の近くの倉庫っぽい建物の中。

 なんだかちょっとアンダーグラウンドな感じ。

 でも照明も音響もスタッフもかなりしっかりしている。

 スタッフがみな親切で助かった。トランペットのオイステンが、食べ物や飲み物をいろいろ気遣ってくれた。写真は徐々にメンバーが部隊に上がって音を出し始めた所。

 ご覧の通りステージは縦長で。前から、おおたかさん&トロンボーン、チェロ、ナスラのパーカッション群、で後列に日本隊が横に並ぶ。

 音響スタッフは大変だったろう。なにせ、おそらく初めて見る楽器がずらりと並んでいるわけだし。でも、彼の腕が良かったのと、サウンドチェックの時の佐伯さんによる的確な指示もあって、良い音に仕上がった。タブラの低音にちょっと不安もあったんだが、あとで録音を聴いてみたらバランスも良かった。

 本番が始まった。ドあたまは、Asian Wings のみの演奏。トラッドを少しずつ崩してメドレーにする展開。そんで途中でおおたかさんを残してトロムソ隊に交代。

 後半はトロムソ隊+おおたかさんでスタート。楽屋で聴いてたが、秩序と無秩序のバランスがとても良い感じだった。

おおたかさんの日本語セリフ風スキャット(あたしのとなりのこのひとだれ?なにわらってるのよ、でもきっといいひとよね・・・)が、トロンボーンのアドリブと妙に会話になっててグー。

 

後半の後半にはメンバー全員がそろって演奏。メンバー多いけど、自然に音が飽和しないようなバランスが保てていたと思う。安里屋ユンタ、美しかった。

アンコールの最後に「ぴっとんへべへべ」を全員で。

 この踊り、NHK教育テレビ「日本語であそぼ」でおおたかさんご本人出演で放送されてるのだね。あの番組、好きで時々見てるんだが、残念ながらぴっとんに遭遇したことはなぜか一度もなかった。だから、今回の旅に出る前、資料としていただいたおおたかさんの譜面で、他の曲はメロディとコード以外特に具体的な指示は書かれてなかったのに、ぴっとんだけは「Let's dance!」と明記してあったことに不安を覚えていたのだった。。。で、今日、ぴっとん普及協会広島支部の居森センセイと佐伯センセイに、ホテルで極秘特訓をしてもらったわけだ。これ、特訓する田中夫妻の模様。あまりに激しい動きにぶれてしまってますが。。。

 特訓の甲斐あって、楽しい!踊れるようになった!!

 メンバー全員のボイスパーカッションから徐々にテンションが上がって行ったところで、とってもアジアなメロデイがユニゾンで演奏され、まずはおおたかさんによる踊り方解説バージョンが数コーラス。その後、バントのPCでドラムトラックを流しながら、メンバー全員がダンサー化。写真はちょいピンぼけですが「えっけりめーぎー」の所かな。

 お客さんもみんな立って踊ってくれて、楽しかったなぁ。

 市のお偉いさんだろうか、フェスティバルの実行委員長だろうか、最後に出てきて「今日はあいにく天候が悪くオーロラは見えなかったけれど、素晴らしい演奏のおかげで我々の心にはオーロラが見えました。」なんて挨拶をしていた。うーむ、こういう閉め方ってとてもインターナショナルだったのだねぇ。

 AISAN WINGS のデビュー戦、トロムソ部隊との共演、まずは大成功じゃないだろうか。

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SAGA Haruhiko thro@sings.jp