PROJECT-N 2005
プロジェクトN 2005
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NERGUI JAPAN TOUR PROJECT |
主催: 北方諸民族文化交流2005 プロジェクトN実行委員会
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ネルグイ・ツアーは、各地の主催者の連携によって運営されています。
2003年(初来日)ツアーでは、北海道から沖縄まで全国20ヶ所ものツアーが実現し、彼の演奏は各地で感動と興奮を巻き起こしました。(→2003ツアー公式サイト)
このページでは、演奏会の企画についての具体的な情報を提供します。
●どのようなコンサートなのか
→個人主催ご希望の方、ライブハウスの方へ
小さな会場のアットホームなライブはゴビの宴会さながら。
これまでのツアーでは、彼の演奏の躍動的なリズムに、お客さんが踊りだすことも度々でした。また、ピーター・バラカン氏がご自身のラジオ番組で、しかも「ブルース特集」の時に、ネルグイさんの馬頭琴(「ジャーハン・シャルガ」という有名なモンゴル民謡)を紹介してくれたように、遊牧民ならではの骨太な音色で奏でられるモンゴルのメロディは、ジャンルを越えて訴える表現力を持っています。
ちなみに「演奏者もワンドリンク付き」状態のライブも楽しいです。もちろん、打ち上げも異常に盛り上がったりします。
→自治体・ホール・教育機関の企画担当の方へ
馬頭琴をはじめ民族音楽が舞台芸術化していく昨今、ネルグイさんの馬頭琴コンサートは、昔ながらの遊牧民演奏家の音楽を間近で聴ける数少ないチャンスです。また、同行するモンゴル研究者によるスライド講演や、日本人奏者とのセッション、モンゴル民話(スーホの白い馬など)の語りなど、馬頭琴を軸にして多角的にモンゴル文化を捉えることができる楽しいプログラムも用意しています。音楽コンサートの企画としてはもちろん、文化交流事業、国際理解教育、講演会、生涯学習のソフトとしてもオススメです。
※過去の日本公演の様子は、写真掲示板にアップされていますので、ぜひご覧下さい。
http://www.shagaa.no-ip.com/nergui/bbs/nergui.cgi→企業・助成団体の方へ
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コンサートのお客様は、モンゴル、アジア、音楽、民族音楽、馬頭琴、ゴビ、自然、環境、教育、生涯学習、国際交流等々に対して、きわめて高い関心をお持ちの方が多いです。
私どもの方では、スポンサーになっていただいた企業の広告配布や、コンサート会場でのパンフレットへの企業名、助成団体名のクレジット等をさせいただいております。どうぞご協力をお願いします。
●コンサートツアーの期間と地域
2005年 2月〜4月 本州
2005年 6/5 〜 26 北海道。
スケジュールは、決まり次第コチラにアップしていきます; schedule05.html
●ツアーメンバー
ネルグイ(馬頭琴)
西村幹也(講演、通訳)
嵯峨治彦(喉歌・馬頭琴)
田中孝子(語り、スタッフ)
モンゴル人スタッフ(未定)プログラムによって3名〜5名で車に乗って動く予定です。
プロフィールは、こちらをご覧下さい; profile05.html
●公演内容
約90分の公演時間に次のような内容を用意します。
もちろん、主催者さんのご要望や会の趣旨等に応じて流動的に対応させていただきます。・ネルグイ 馬頭琴コンサート
・ゴビ、遊牧文化に関するスライド&トーク / 西村幹也
・嵯峨治彦 馬頭琴&喉歌コンサート
・馬頭琴伝説の語りと音楽 田中孝子[語り]&嵯峨治彦[音楽]
・師弟セッション / ネルグイ&嵯峨治彦
・モンゴル・グッヅ、CD、DVD販売
●公演主催の方にお願いしたいこと
◆会場のセッティング
小規模会場の場合は、ゲルの中の宴会をイメージしたライブになると思います。比較的少人数でアットホームに演奏を楽しむタイプの音楽会ですから、ライブハウス、ギャラリー、喫茶店、個人宅、などなど、数十名〜100名前後のお客さんがゆったり聞ける状況でしたらどちらでも。
ホール等の場合は、キャパに応じて音響機材が必要になります。武道館、東京ドーム等に関しても、主催者がそこでやるといったら、やりますとも。
なお、スライド&トークに用いる、スライド映写機、スクリーンは公演メンバーが持参しますが、時間帯によっては会場の遮光をお願いするかも知れません。
◆広報
原則として、集客のための広報は、各主催者さんにお願いします。テレビ、ラジオ、新聞などのメディアにも積極的に関わりたいところです。
これまでのツアーでは、オフの日や、コンサート前の空き時間などに、ラジオへの生出演、TVの取材なども受けました。
◆出演料
公演を主催して頂く上で一番の問題になるところですが、次のようにお考え頂きたいと思います。
○ 個人主催者の場合
ワンステージ7〜10万円から交渉。集客見込みに応じては、チャージバック方式(チケット収入を一定の割合で主催者と出演者で分ける)もOKです。
文化交流関連の助成金など応募してみて下さい。
○ 団体主催者(自治体・ホール・企画会社ほか)の場合
会場のキャパシティ等に応じて、交渉。
もちろん、諸条件に関しましてはご相談に応じますので、どうぞお気軽にご連絡下さい。
●助成金
北海道ツアー全体につきましては、現在「社団法人・北方圏センター」に、北方圏交流基金の助成金を申請しています。審査を経て助成金額が決定するのは6月上旬(北海道ツアー開始時期!)になります。
◆北方圏センター: http://www.nrc.or.jp/
ほかにも国内にはいくつもの助成団体があります。もらえると、コンサートの運営はだいぶ楽になります。ぜひ応募してみて下さい。下記「メセナビ」などで調べることができますよ。
もちろん、必要な書類等の制作は協力させて頂きます。◆メセナビ: www.mecenavi.info/
◆宿泊と食事
ツアーメンバーの宿泊と食事をご用意いただけると嬉しいです。(もしくは低料金の宿泊施設、安くて美味い食堂などご紹介下さい。)雑魚寝OK。好き嫌い言いません。(あ、でも、モンゴル人に野菜だけとかはちょっとつらいかも。もちろん肉料理は大好きで、食べ放題の焼き肉とか、沖縄の山羊汁とかお気に入りだったようです。焼き肉、何度おかわりしたことか。。。)
◆アフター
もしよろしかったら、交流会などいかがですか?ネルグイさんの馬頭琴はアルコールエンジンでも駆動します。楽器持ち込み大歓迎です。遊牧民スタイルの宴会、ぜひやりましょう。
●プロジェクトNの経緯
「プロジェクトN」は、2003年に発足しました。ネルグイさんの演奏を、ぜひ日本にも紹介したい!という熱意のもと、モンゴル情報紙しゃがぁ と のどうたの会 が、日本各地の皆さんと協力して全国ツアーを組んだのが始まりです。
ネルグイさんは、現代の馬頭琴奏者の中では極めて異質なバックグラウンドを持っています。──ひとりの遊牧民としてゴビ砂漠で暮らしていること、専門の教育機関等で音楽教育をうけていないこと(※)、天賦の才能を磨いて馬頭琴を極めたこと、そして、その腕前が国家から勲章を受けるほどの実力を持っていること、などなど。
このような個性的なアーティストであるにもかかわらず、ネルグイさんの演奏家としての知名度は、日本ではまだそんなに高くありません。馬頭琴近代化の時代の流れに乗らなかったこともその一因と言えるかもしれません。そのため、いくら民族音楽が以前より一般的になってきたとはいえ、例えば大きな企画会社や音楽事務所が営利目的でネルグイさんの日本ツアーを組むというようなことは、まず考えられないでしょう。彼の演奏は現地に行かない限り生では決して聴けないものだったのです。(※)馬頭琴はここ50年ほどで急速に舞台芸術化し、現在のプロ馬頭琴奏者のほとんどは音大などで専門教育を受けているのが普通です。
ところが、ウェブ上に「プロジェクトN」のサイトを立ち上げて主催者さんを募集したところ、予想よりはるかにたくさんの方がコンサート主催を引き受けてくれました。そして各地の皆さんと連絡を取りながらプロジェクトを進めることで、ついに来日ツアーが実現してしまったのです。
まさに手作りのツアーでしたが、2003年の11月〜12月の初来日ツアーでは、北海道から沖縄まで全国約30ヶ所の長期ツアーとなりましたし、翌2004年のゴールデンウィークにも本州方面でミニツアーを組むことができました。また、このツアーで西村&嵯峨も驚いてしまったことがあります。それは、ネルグイさんの演奏が、小規模のライブ会場はもちろん、ホール公演などの大舞台においても、素晴らしい華を持っていたということです。というのも、その時まで我々は大舞台での演奏会は見たことがなかったので、ネルグイさんが緊張しちゃうんじゃないかと多少心配していましたが、おじさん全然動じませんでした。アーティストとしてのオーラを存分に発揮していたような気がします。・・・もっとも彼はマイペースに飄々と演奏を続けるだけでしたし、サービスで日本の曲を弾くというようなことも一切無かったのですが。それでも、マニアックな音楽ファンはもとより、初めて馬頭琴を耳にする一般のお客さん達も、彼の演奏を心から楽しんでくれました。感動したお客さんたちからは、是非またネルグイさんを呼んで下さいという熱いメッセージもたくさん頂いています。
●問い合わせ
のどうたの会: thro@sings.jp にメールを下さい。
主催: 北方諸民族文化交流2005 プロジェクトN実行委員会
のどうたの会事務局
tho@sings.jp